青いあじさい(雨)

6月も後半、一年の折り返し地点ですね。
ネガティブ思考のわたしは、この時期になると
「あと半年かぁ〜。」と切なくなります。

6月といえば顕正会は折伏法戦の再開、
日本列島は梅雨のまっただ中…のはずですが、
ことしは、雨の日が少ないそうで。

例年のように台風も来ないし、
異例の真夏日もありました。心なしか、
畑の野菜たちも成長が早い気がする(笑)

関東では水不足が心配ですが、
九州地方では、集中豪雨が気がかりですね。
いよいよ梅雨も本番でしょうか。


「いよいよ最終段階」のトリック


それでは、【コラム顕正会】です。
前回は、昭和63年の浅井会長講演をふりかえりました。

経験者の胸には、その発言の端々が刻まれているでしょうね。
とてつもない折伏誓願を掲げては破り、破っては「いよいよ最終段階」などと、
会員を鼓舞してきた、会長発言の華麗なるトリック。

過去の記録を読めば一目瞭然なのに、見落とした自分が不思議でなりません。
12年間も幹部
やって、機関紙をくまなく読み、集会にも欠かさず参加したのに。 
「会長指導のおかしさに、なぜ気がつかなかったのだろう?」と。

経験者はもちろん、会員の周囲の方々も不思議でなりませんよね。
「いくら説明しても、解ってもらえないのはなぜ?」と。

それらの謎を、会員の深層心理とあわせて読み解いていきます。
顕正会員が矛盾に気づきにくい要因はいくつかありますが、ここでは2つ。

長期目標から短期目標へ


顕正会員が矛盾を察知しづらい要因のひとつは、ズバリ。
さきに申し上げた「浅井会長の巧みな話術」です。これは情報発信側の問題ですね。


いきなり”話術”と言われてもピンとこないと思いますが、ある種のパターンがあります。
その特徴は、はじめに誇大な長期目標を期限つきで申しつけておいて、
期限が迫ったら一転して、楽チンな短期目標
に一点集中させること。

・その百万まで、あと八年であります。(昭和63年1月度・浅井会長講演)

・もう明年六月五十万達成は大地を的として外れない。
(平成8年11月度・浅井会長講演)

あらためて、各年の総幹部会から拾いました。
堂々と100万人を誓ったはずが…8年後には、まだ50万にも届きませんよね。

つまり最初に壮大な夢を見させて、会員が「実現不可能では?」と勘づく前に、
手を伸ばせばとどく達成可能な目標にすげ替えるわけです。すると、活動家は
「いよいよ」との臨場感と
「大事な戦いに間に合った!」達成感を味わえます。

しかも、夢は見たまま(笑)
「宣言どおり50万人だ、顕正会に不可能はない!」となるわけですね。

不思議ですね。活動家を苦しめるはずの折伏誓願が、”ご褒美”になるのです。
日ごろから「日本が亡ぶぞ、急げ急げ」と煽られ飢えていますから、
いきなり鼻先にエサをぶら下げられたら…そりゃあ、
小粒でも飛びつきますよ。(笑)

「欲しがりません、100万人までは!」と突っぱねたらよかったのですが、人は弱いものです。
こうして路線変更に気づかぬまま、
大局を見失っていくのですね。
しかも会長の仰るとおりの戦略なら、いずれ誇大な長期目標も実現すると錯覚してしまう。

組織の推進とは明らかに逆行している、
マネジメント力の欠如です。
浅井会長は組織を発展させたいのではなく、忠犬が欲しいだけかもしれませんね。

忠犬ハチ公















都合のいい事実しか見えない「確証バイアス」


もうひとつは情報を受けとる側の問題、会員が陥りやすい心理についてです。

誰もが持っている危険な傾向「確証バイアス」とは?(まとめサイト)

「バイアス」とは「偏見」「先入観」の意ですね。
「確証バイアス」とは心理学用語で、 強烈な思いこみや先入観のせいで
適切な判断を誤ってしまう現象をいいます。

人間は、ある固定観念にもとづき物事を判断することがありますが、
たとえば、あなたの好きな人の悪口を言われたら、どうでしょう。
それが有益な情報か、事実かを確かめる前に反論したり、
感情的になったり、反射的に好きな人を擁護したくなりませんか。

これらは一種の防御反応で、理性的な人にも「確証バイアス」はあります。
自分の贔屓にする対象に対して、人は無意識のうちに、根拠にとぼしい確信を持つのです。

顕正会員も例外ではなく、そこに信仰心がプラスされると確信もより強固になります。
大前提として、会員には「浅井先生は正しい」「無二の師匠」だという会長絶対論、
すなわちバイアスがあるため、その大前提が崩れる反対意見にはあまり興味を示しません。

なんども批判や忠告をうけて、ようやく辻褄が合わないと知っても、

「先生には、深いお考えがあるのだ」「敵対者の謀略では?」と、都合よく解釈するんですね。 

そのうち、見たいものだけを見るようになる。見たいものしか見えなくなります。
情報提供者を悪者だと決めつけ、 会長指導を正当化する情報だけを集めて、
ますます会長
絶対論が高まっていきます。はい。恋は盲目ですね(笑)

恋は盲目


さすがに露骨な矛盾には、「あれ?」と疑念がよぎったりもしますが、
たいていは瞬時に打ち消してしまいます。話の筋道や
事実関係には目をつむって、
祈りと布教活動で答えを導き出そうとする。組織では、それが模範的な活動家の姿ですね。

同じように、浅井会長の「平成25年までに1000万人」は失敗に終わったのに、
「2019年(平成31年)までに200万人」には信じて突き進める奇怪な解釈も、
話術のトリックだけでなく、それを鵜呑みにする会員側の問題でもあるのです。

このように「確証バイアス」とは信仰心に関係なく、どなたにも起こりうる心理ですが、
熱心な活動家はより極端に、日常的に、この思考回路にあります。
外部者による筋道のとおった説得がいかに困難かを、ご理解いただけるでしょうか。



失意と後悔のなかで


赤いあじさい以上、浅井会長の巧みな話術と
「確証バイアス」についてお話ししました。

「ガハハ、そうだったのか!」

と笑い飛ばせたらいいのですが。
会長の齟齬を見抜けなかったご自身を責めたり、
不毛な活動を悔やむ方もおありでしょうね。

だけど、あなたは悪くありません。
じゃあ、誰が悪いのか? 真犯人はズバリ。
浅井会長の「話術」であり、
「確証バイアス」という心理状態ですよ。

あなたの気が済むなら
もちろん、誰かのせいにしてもいい。
ただ、それでも胸が痛むのなら。
コイツらのせいにしちゃいましょうよ。(笑)


もう、得体の知れない何か、誰かのぶんまで背負って苦しまないで。
「これじゃ、しゃあないわ〜。」と降参して、自分を許してあげたらいいんです。

あらがえない仕組みのなかで、わたしたちは必死に生き永らえてきました。
これから長い人生、ひとしきり反省したら、ひとつ荷物をおろして身軽になりませんか。

過去の会長語録には、今後もメスをいれていく方向ですが、
前回のブログをご覧になりたい方は、下記のリンクをご参照ください。

長きにわたるコラムを、最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回は、昭和63年2月の行事をふりかえります。