スタートより、昭和63年の顕正会をふりかえっています。
懐かしさを感じましたか。それとも、刺激が強かったでしょうか。

ここで、ふりかえりの作業はちょっと休憩です。
きょうは経験者特有の「ゆらぎ」そして「依存症」のお話をします。

顕正会をやめたり疑問をもつと、頭のなかは「顕正会」であふれ返ります。
ネットには、組織では聞きたくても聞けなかった、知りたいことがいっぱい。

顕正会の情報をたやすく入手できるメリットと同時に、
経験者にとっては、とても過酷な状況でもあるわけです。

そのひとつが「ネット依存症」です。心当たりはありませんか?
 
◎「ゆうメンタルクリニック」より
ネット依存症】か判明してしまう10の質問

赤ぼたん

さかのぼること十数年前、
わたしは顕正会の批判記事を目にした日から、
毎日がネット漬けになりました。
 
今ほど情報量は豊富でなかったものの、
現役時代に解けなかった答えを求めて
すがるように、画面にくぎづけになったものです。

しかし、開いたサイトが
必ずしも心地よい内容とは限りませんし、
経験者の間で価値観や感情の行き違いが生まれ、
自己嫌悪やうつ状態になるひとも、少なくありません。


あるときは心ない言葉に傷ついて、
「もう、ネットはこりごりだ。」と突き放すのに、
しばらくすると気になって、また覗いてしまう。そんなジレンマがありましたね。 

「依存症」とは、”生活や周囲との関係に支障がある”状態を指しますが、
明らかにそうでも、自分が「依存症」だとは認めたくないものです。

見ないとイライラ・ソワソワしたり、現実社会から隔離された感じがする。
他にする事があるのに中断できず、夜になっていた。
ムキになって否定する、機嫌が悪くなる……まるで禁断症状ですね。

家族に注意されたり、本業がおろそかになって自覚しはじめるのですが、
外の世界に目を向けようとしても、うまくいかないケースを見聞きします。

「いい加減やめなくちゃ…。」「また、一日を無駄に過ごしてしまった。」
焦りと無力感をいったり来たりの毎日、どうにかしたいですよね。

「依存症=害毒なもの」と捉えがちですが、ここで経験者の特性をふまえておきましょう。

わたしたちは、信仰の場を失った心細さと白ぼたん
無謀な活動がまねいた健康不安などで
自信をなくし、一般社会でうまく振るまえない
ストレスをかかえています。

なにより、
「命かけて信じた顕正会が間違いかもしれない」
との衝撃は消えるはずもなく、離脱後も、
さまざまな
不調和と
戦わねばなりません。

わたしたちは、これらの不安やストレスを
ネットに向かうことで解消し、
ショックを和らげようとするのですね。

もちろん、ネット三昧の生活をあらためずに 
依存症を克服できる訳ではありませんが、
「顕正会」とは何だったのか、なにが間違いだったのかを
模索することは、根源的な欲求でもあります。

その欲求を、害悪だと言い切ることはできません。
経験者にとってはその探究心こそが生きる糧でもあるし、
孤独や罪悪感で堪えがたくても、おなじ悩みをもつ人がいるだけで救われるのです。

ネットは情報の宝庫という以上に、
自助的な役割が大きいですね。
その過程で生まれる感情の「ゆらぎ」こそが、こころの奥深くに眠る感性をよみがえらせ、
本来のその人らしさを取りもどせる体験でもあると、わたしは思うのです。 

とはいうものの、度が過ぎて病的になるのは困りますよね。
ネットに頼りすぎない為には、どうすればいいのでしょうか。

それは、ご自身が 
”依存しているのだ”と、素直に認めることです。
自分にダメだししたり、習慣を断ち切れず自己嫌悪になるよりは、
カミングアウトしたほうが、楽になれますよ。

だって、それがほんとうの自分だから。 

モッコウバラとモンちゃん2顕正会を知らないあの人も、
あなたの大切なあの人も、
ほんとうは誰だって、
何かに頼らずには生きていけません。

人生を決定づける重要な問いに答えてくれない
顕正会に代わって、
ネットの情報は、
思わぬ気づきやヒントを与えてくれる
またとなきツールです。  

そうした人間の弱さと現実を認めつつ
ネットを活用できるようになれたら、
理想的
ですよね。


だけど、わかってはいても、自分では行動をコントロールできないのが依存症です。
生活改善には心理療法やカウンセリングが有効ですが、
なぜ「依存症」になったのか、経験者特有の背景を理解いただくことはとても重要です。

叱ったり、力づくでやめさせるのは逆効果ですね。
完全に禁止するよりも日数や頻度を段階的に減らしていくうちに、
みずからネットと距離を置くようになります。

そういう意味では、わたしも、いまだに依存症ですね。
顕正会情報のチェックは常に欠かせませんし、
ブログ執筆の日は、夕飯の支度も忘れて寝るまで集中します。(笑)

このように「コラム顕正会」では、ときおり記憶の整理作業をゆるめて

当事者の感情と心の問題をとりあげていきます。

なお、現役・元会員をとわず、その呼びかたを「経験者」で統一します。
コラムでは、さまざまな方々にお読みいただけるよう
できるだけ平易な表現で、また、当時を想起させる画像などは使用いたしません。

顕正会関連のビジュアルはどうも苦手…というかたも、
もしよかったら、より道していってくださいね。

あなたのこころの奥にある「ゆらぎ」。きょうは、感じることができましたか。


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