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撮影:御殿場リゾート「樹空の森」


顕正会ウオッチャーのみなさん、こんばんは。
いよいよ明後日は中部大会ですね!
前回は、このような企画をお送りしました。↓
 
中部大会直前スペシャル!地方大会必勝法?「仏法上の◯◯地方」

開催地が静岡県ということで、きょうもご当地の話題です。
あなたは覚えていますか? 23年前の、あの事件を。

違法射撃の主犯格が顕正会員


はじめに、こちらの記事をご覧ください。 

1994年(平成6年)11月、陸上自衛隊東富士演習場内において
当時の第1空挺団普通科群長が、習志野駐屯地夏まつり前夜祭の
第1空挺団普通科群曹友会の演芸会において、
中略】
演習場内に乗馬仲間である民間人3名を無断で立ち入らせた上、
実弾を装填した89式5.56mm小銃
を貸与して試射させたもの。
正当な理由なしに自衛隊の保有する武器を使用した
自衛隊法
違反行為であるにもかかわらず組織ぐるみの隠蔽工作により
立件されなかったこと、部内の秩序維持を任務とする警務隊

適切な捜査を行わなかったことが後に発覚。5年後の2000年
(平成12年)3月、
当事者は銃刀法
違反で東部方面警務隊に逮捕・起訴され、懲戒免職となった。


平成6年、陸上自衛隊の役職者が民間人を無断で制限区域内に
立ち入らせ、隊が所有する実弾入りの小銃を射撃させた事件です。
のちに被疑者の男性が、顕正会の会員だと判明しました。

その現場が、静岡県御殿場市にある陸上自衛隊・東富士演習場です。
事件は組織的に隠蔽され、その後も大きく報道されなかったため、
ご存知ないかたもいらっしゃるかも知れません。

平成6年といえば、顕正会の地方事務所建設がつづいた激動の年です。
新たに顕正会規約が制定されたのも、この年でしたね。
自衛隊員の活動報告や、隊長以上の上級幹部の活躍も目立っていました。 

平成6年4月15日号 顕正会規約・概要
(顕正新聞平成6年12月15・25日号より)


事件が明るみに出た後、銃刀法違反の罪で逮捕・起訴された男性は
平成12年9月、静岡地裁で懲役3年・執行猶予3年の判決を言いわたされ、
懲戒免職となりました。(H12.9.29 時事通信調べ)

これほどの重大事件の発覚まで5年以上もかかったのは、
陸自幹部をはじめ、自衛隊の警察部門である警務隊までもが
隠蔽に加担したためだと伝えらえています。

本人への制裁だけでなく、不正にかかわった幹部数名の
引責辞任にまで発展するという、異例の防衛不祥事となりました。
なぜ、このような事件が起きたのでしょうか。

 
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出典:陸上自衛隊資料「東富士演習場」

動機は国家転覆??


過去に報道された顕正会員の事件は、
無謀な入会強要や連れ去り事件、相手に怪我を負わせる
暴行・傷害事件ほか、入脱会の際に起きるトラブルがほとんどです。

会員の逮捕や本部強制捜査に至った例も、数多くあります。
これに対し顕正会側は「不当逮捕」「不当捜査」だと反論しました。

司法的証拠に乏しく立件に至らないとしても、布教を目的とした
組織ぐるみの犯行で、これを扇動するのが浅井会長だということは、
経験者の証言からも明らかでしょう。

では、冒頭の射撃事件の動機は何でしょうか。
文中の中略】の箇所には、動機について次のように書かれています。

「ストリップショーを行った際に、ストリップ嬢を手配した見返りとして」

ズバリ動機は… ストリップショーの謝礼
これを踏まえ、もう一度本文をお読みください。経緯をご理解いただけたでしょうか。

おお、オトナの事情ですか〜!なんだか拍子抜けしますね。(笑)
会員の事件には凶暴で冷淡な印象をいだくものですが、
この報道が事実なら、これほど人間くさい事件もありません。

無許可で民間人に実弾を撃たせたというとんでもない事件の陰には、
飽くなきエロスと義理人情が見え隠れします。
わたしは、自衛官が女体を鑑賞することに異論はありませんが…。

射撃は陰部だけにしてもらいたいものですね。(笑)

 
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出典:陸上自衛隊資料「小銃射撃」

彼の顕正会でのポジションは不明ですが、のちの調べでは
民間人の中にも顕正会員がいて、日常的に活動していたようです。

報道を見るかぎり、犯行の動機は「国家転覆」ではないでしょう。
しかしながら、国家の安全をあずかる者の犯行だけに、
個人の不祥事では済まされない、だからこそ用心堅固に徹するべきでした。 

それに、謝礼が「実弾射撃」とは度が過ぎます。一歩間違えば取り返しの
つかない事故につながった、職権を悪用する許しがたい行為です。
もしかすると「信心しているから大丈夫。」との甘えがあったかも知れませんね。


違法射撃事件にひそむカルトの問題点


日弁連も、この事態を重く見ています。

陸上自衛隊の警務隊の幹部が、
1994年11月に静岡県富士演習場(原文ママ)で
民間人の友人が持ち込んだライフル銃を試射し、
友人3人もこの自衛隊員から借りた自衛隊の小銃を撃った。
この違法射撃事件は自衛隊内で組織的に隠ぺいされていたことが
2000年3月になってようやく明るみに出た。
しかも、この違法射撃事件の主犯の自衛隊員は、
強烈な信者勧誘を組織的に展開している
日蓮正宗系の富士大石寺顕正会(原文ママ)の協力者であり、
民間人のなかには明らかな信者がいたと報道されている。(中略)

わが国の公務員のなかに、公務員としての使命よりも
自己の属する教団の教義や組織命令を優先して考える者が
少なからずいることの問題は深刻である。
しかも、この実態を知りながら、自衛官をはじめ官公庁は、
各公務員の信教の自由の保障との関係で対処に苦慮している。

たしかに、ある公務員がカルト的教団の信者であるというだけで、
退職させたり、異動させるような処遇をすることには問題がある。
しかし、その公務員を注意深く監視していれば、
前述した違法射撃事件のような問題を起こすことがあるかもしれない。
その機会を見て適切迅速な対処を執る体制が、自衛隊においてさえ
まったくとれていなかったことが、この違法射撃事件の顛末から、端なくも露呈した。

【文献「カルト宗教のトラブル対策」より日弁連消費者問題対策委員会・山口広氏】

 
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やや長めですが、本文より引用しました。
さきほど犯行の動機は「国家転覆ではない」と申し上げましたが、
それでも見過ごせない重大事件だと、山口氏は警鐘を鳴らします。 

射撃が教団の組織命令だったという見方には、謎が残ります。
顕正会は反社会的な集団として公安調査庁の監視下にあることから、
あのサリン事件の捜査で浮上した「国家転覆計画」を連想するのかも知れません。

しかし客観的論証もないのに、事件をただちに「カルト教団の陰謀」
だとする論調は短絡的ですし、顕正会員だからという先入観から
何でも異常性に結びつける解釈には、反対の立場です。

もちろん、その可能性はゼロとは言えませんし、
山口氏の指摘するように顕正会員には規範意識のうすい者が多く、
宗教的信念から規律を乱し、業務命令に従わない自衛官がいるのも事実です。

ある部隊では、顕正会幹部が活動を優先して業務に支障をきたし、
部隊全員にまで入信を強要したり、全員が顕正会員というある部隊では、
リーダーを筆頭に辞職者があいついだ例もあります。

これらを合わせ見るとき、それは国家転覆計画の有無に関係なく、
自衛隊にとっては厄介な連中だと言えるでしょう。チームの和を乱し、
全体の士気を低下させる。突き詰めれば、国家の存亡にかかわる問題ですね。

 
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出典:陸上自衛隊資料「先遣部隊」


顕正会員の入脱会をめぐる勧誘トラブルには、
たびたび捜査の手が入りながら完全に阻止することは出来ず、
事件への組織的関与も、いまだ証明されず立件に至っておりません。

しかし、こうして長い歳月をふりかえりますと、
会員の盲信や暴徒化が激しくならないうちに、
芽を摘み取っておくことの大切さを考えさせられます。

なにより飛ぶ鳥を落とす勢いだった浅井会長の権威にいま、翳りが見えています。
少なくとも23年前と比較すれば、挑発的な論調もいくぶん自粛傾向です。
一連の公安監視と取り締まりには、一定の抑止効果があったようですね。

これからも公安当局は捜査の手を緩めてはいけないし、
被害にあった人は泣き寝入りせずに警察や相談窓口にうったえ、
声を上げていくべきだと痛感します。

 
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出典:陸上自衛隊資料「戦車」

そして、明後日は中部大会が開催されます。
当日をふくめて残り3日間、大会参加をすすめる執拗な、
無差別な声かけがギリギリまで行われるでしょう。

夢中になると、基本的に周りの迷惑は考えない団体です。
大会当日は、会場周辺の渋滞や最寄駅への入場制限をはじめ、
違法駐車、あるいは顕正会員の熱烈な誘いに遭遇するかも知れません。

また、本大会には中部・東海・関東を中心とした全国の地域から、
顕正会所属の自衛隊員が参集する見込みです。
決起した隊員がどのような行動に出るのか、慎重に見守りたいですね。

きょうは中部大会の開催地・静岡県にスポットを当て、
陸上自衛隊・東富士演習場で起きた違法射撃事件についてお話ししました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ちなみに4月9日(日)静岡県の天気予報は、曇りときどき雨。 

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現地ではソメイヨシノも満開を迎えたようですし、
少しでも、晴れ間が見えてくれるといいんですけどね。

どうぞ、足元に気をつけて行ってらっしゃいませ。


 
 

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