宗教団体・顕正会の被害でお困りの読者のみなさま、
脱会方法やカルトのマインドコントロール克服法をお探しのみなさま。

お越しいただき、ありがとうございます。

【コラム顕正会】
では、過去2回にわたり「カルトとは何か」
さらに、全国で増えつづける顕正会被害の相談先をお知らせしました。

【コラム顕正会】顕正会はどのようなカルトか。その危険度は?

【コラム顕正会】こんな時どうしよう。顕正会被害の相談窓口

3回目のきょうは、まとめです。
これまで被害相談などをお受けした経験から、
顕正会と「カウンセリング」についてお話しします。

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1.「相談」と「カウンセリング」のちがい


あなたは「カウンセリング」を受けたことがありますか?
「相談」は得意だけど「カウンセリング」とは無縁だ、
という方もいらっしゃるでしょうか。

ここで「相談」と「カウンセリング」って同じじゃないの? 
という疑問が浮かんできます。重なる部分もあって
まったく違うとは言い切れませんが、ふたつは似て非なるものです。

日常生活で親しみがあるのは「相談」のほうでしょう。
それは、その筋の専門家や知識人に解決策を教えてもらうこと。
お相手は家族や友人、ご近所の人なんてケースもありますね。

疑問や悩みが晴れれば万々歳ですが、いまいちスッキリしない、
複数の人に聞きまわったり、アドバイスを実行できず悶々とした…。
などという経験が、おありではないでしょうか。

相談では解決できない、このような時こそ「カウンセリング」の出番です。
カウンセリングとは、カウンセラーのサポートにより自分で解決策を見つけること。

つまり「教えてもらうか」「自分で見つけるか」の違いですね。

たとえばマラソンですと、前者は監督。後者は伴走者です。
カウンセラーは解決策を示しません。あなたがゴールまで快適に走れるよう
エールを送り、飲み物を差し出し、道順を確認する。黒子のような役割です。

そのような対応に物足りなさを感じるかもしれませんが、
カウンセラーは解決しない代わりに、心理療法で価値観や思考パターンを分析し、
さりげなくヒントを出しながら、あなたが満足できる答えへと導いてゆくのです。

はじめの「相談」では、ダイレクトに知識や情報が得られるぶん、
事前の情報不足や、個人の主観による的外れな回答も多いものです。
頭で理解していても、心から納得しないと人は動けませんよね。 

それに対し「カウンセリング」はオーダーメイド、主役はあなたです。
カウンセリングは、うつやパニックなどの精神症状がある方だけでなく、
「相談」に限界を感じたり、思うような結果が出ない時にもおすすめです。

「相談」と「カウンセリング」は、まったくの別物ではありません。
わたしは「相談」の延長線上に「カウンセリング」があると考えているし、
または「カウンセリング」の途上に、根本的な解決があると信じています。

その糸口は斬新な発想やアドバイスではなく、あなたの心にあるからです。
カウンセラーと対話を重ねるうち、その内なる声に気づき、やがて実感をもって
自主的に道を開いてゆける。これがカウンセリングの醍醐味といえるでしょう。

解決のためには、方法論よりも心の安定が最優先という場合もそうです。
もちろん入り口は「相談」でも「カウンセリング」でも良いわけで、
あなたが誰彼の区別なく相談を持ちかけても、なんら問題はありません。

それでも「うまくいかないな…。」と感じたら、この話を思い出してください。
カウンセラーに、あなたの探しものを一緒に手伝ってもらいましょう。
すこし遠回りですが、いい結果につながりますよ。

 
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2.無我夢中だったカウンセリングとの出会い


…と、カウンセラーの回し者のような書きっぷりですが(笑)
カウンセリング体験から披露する、個人的な考えです。
「こうあるべき」ですとか、絶対に「こうだ」という正解はありません。 

わたしが、なぜカウンセリングの扉を叩いたかというと…。
「絶対幸せになれる!」と信じてきた顕正会を去ったあと、
日に日にふくらむ苦痛をひとりでは抱えきれなくなったからです。

現在のように元顕正会員の運営するブログ等もそれほど多くはなく、
目立ったのは、おなじ日蓮正宗派の創価学会員や法華講員のサイトでした。

夜逃げ同然で顕正会を飛び出した選択が正しかったかどうか
ひとり悶々としていましたが、これらの批判サイトのおかげで
「顕正会では幸せにはなれないのだ。」と再確認することができました。

教義の上からも倫理的にも顕正会は逸脱していて、矛盾に苦しむのは
自分だけではないと安堵しながらも、完全に心が晴れることはありませんでした。

退会後どこにも所属する気のなかったわたしは、しだいに孤独感をつのらせました。
彼らの現役会員・元会員に対する心ない言動が胸にささり、
それが信者獲得合戦のようで、違和感を拭えなかったのです。

あの「Yahoo!知恵袋」や「2ちゃんねる(顕正会版)」もなかった時代です。
わたしが元会員だという事実に否定的な家族を頼れるはずもなく、
あてもなくたどり着いたのが、エキサイトお悩み相談室でした。

エキサイトお悩み相談室 http://counselor.excite.co.jp

前回もご説明したように、エキサイト経由で好みのカウンセラーを指名し
せっせと通いつめること数ヶ月。我ながらよく続いたなー、と感心しますね。

ネックは当時にして、1時間8000円(税抜)のカウンセリング料金。
「有料」というだけでハードル高いですよね。今だったら除外対象かもしれない。

一日のバイト代より、飲み代よりも高いんですよ。(笑)
とくに顕正会員(元会員)には経済的余裕のない人が多いですから、
相談先として本当にオススメかどうかは、疑問も残ります。

とにかく不安で、孤独で、五里霧中のままそれしか選択肢がなかったのが
偽らざる心境です。お金を払ってでも誰かにぶちまけないと精神がもたない。
そうしないと、死んでしまいそうだったからですね。

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3.元顕正会員のサイト利用時に注意したいこと


お待たせしました、ここからが本題です。
前回ご紹介した法律相談やカウンセリングのほかに、
人気を博しているのが、元顕正会員の運営サイトです。

わたしも過去に7年間、顕正会のメール相談をお受けしていましたが、
経験者でもスムーズにいかないのが「相談」なんですよね〜。

現在、相談に応じるサイトと、そうでない経験者のサイトがあります。
いずれも内部事情や会員の心理に精通しているので、
なんでも的確に答えてくれる、頼りになるイメージがありますよね。

また、現役会員・元会員どうしの交流では「ピアカウンセリング」の効果を生みます。
「ピア」とは「仲間」「対等な立場の人」の意味で、専門知識はなくとも
おなじ境遇というだけで共感しあえる、大きな精神的な支えになります。

本来なら来訪者のご相談を受けつけたり、被害相談に応じるサイトを
紹介するのが親切というものですが、ここではあえていたしません。
ご希望のかたは、解決したいキーワード検索をして探してみましょう。

お伝えしたいのは、経験者でも完璧な回答者はいないということ。

おたがい初対面だったり、とくにメール相談では相手の情報が少ないために、
戸惑いを感じるものです。経験者とはいえ得意な領域ばかりではなく、
勉強不足だったり、立場や経験のちがいから満足に答えられない相談もありますね。

それでも、ありったけの知恵と想像力を働かせて答えを導き出します。
相談者のニーズは具体的な対処法だったり、気持ちの整理までさまざまですが、
多くの経験者は「カウンセリング」より「相談」スタイルで臨んでらっしゃいます。

”相談者のニーズを把握” これは想像以上に難しくエネルギーを消耗します。
シロートなりに「生半可な覚悟では務まらないのだ」と承知しながらも、
必死に考えぬいた回答にリアクションがないと、凹むのが人情というもの。

相談者のニーズや心情を掴みきれなかった自分に、原因があるのかも知れません。
それは返答がないかぎり確かめようもないことですが、相手方にもこちらが
はかり知れない事情やためらいがあるのだろうな…と想像するしかありません。

インターネットで不特定多数の人たちが、匿名で気軽に相談できる時代です。
某掲示板ではどんな質問にも親切に答えてくれる人がいます。

元会員の多くは賞賛や感謝の言葉が欲しくてそうするのではなく、
「顕正会に悩んでいる人の役に立ちたい!」この善意とご厚意のうえに動いています。

この場合「相談」か「カウンセリング」かどうかは、問題ではありません。
顕正会という団体と自分自身を責めて責めぬいて、それがゆえの怒りや嗚咽や、
試行錯誤の末にあるからこそ、経験者の言葉は重いのですね。

この情熱と心構えは、どんな専門家でもかなわないでしょう。
しかも、無償でやっています。(笑)手前味噌ですが、
そこは誇りを持っていいポイントです。簡単そうで、誰にでも出来ることではないですよ。

わたしにも経験がありますが、相談者からリアクションがないと、
「的外れだったかな?」「変なこと言ったかな?」という憶測や無力感は
つきものですが、そのような人こそが「相談」に向いていると思いますね。

またも手前味噌か!(笑)書いていて恥ずかしくなってきましたが、
相談者にしてみれば、自信たっぷりの回答者は気持ちの悪いものです。

頼りにされると、自信過剰になりがちなのが人間です。
むしろ問題意識のある、取り越し苦労するくらいが丁度いいんですよ。


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それでも7年間、悪戦苦闘しながら回答者を続けてきてよかったです。
残念ながら「カウンセリング」のノウハウは活かせないまま本日に至りますが、
相談者との交流で得た充実感や恩恵はべらぼうに大きいです。

とてもとても、1ページで書き切れるものではありません。
なにより、このブログ更新のモチベーションに繋がっていますしね。

え。その割には更新頻度、少ない?(苦笑)

いずれにせよ、オールマイティな回答者はいません。
あなたの現状に見合った、相性のよさそうな経験者を地道に見つけてください。
そして日々試行錯誤を重ねる元会員のかたがたに、思いをはせてくださるとうれしいです。

ダラダラ書きましたが、キュッと縮めるとこうなりますね。

【元顕正会員に相談したい!と思ったら。】

●過度の期待はしない
●リアクション(返事)は無理のない範囲でできるだけ。
(※強制はいけません)



きょうは顕正会と「カウンセリング」についてお話ししました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

このページが、あなたの悩みや問題解決の手がかりになることを願っています。
また【コラム顕正会】で、お会いしましょうね。







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