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寒中お見舞い申し上げます。4ヶ月ぶりの【コラム顕正会】です。

更新を楽しみにしてくださる読者のみなさま。
顕正会の情報を求めて、初めてこのページにたどり着いたみなさま。
お立ち寄りいただき、ありがとうございます。

平成28年4月「顕正会ノスタルジア」はスタートしました。
(ブログの趣旨は「はじめに」をご覧ください。)
昨年はどちらかというと経験者向け、内部の話題が多かったですね。

顕正会情報はあちこちにあふれるものの、サイトを見ていて、
「ほしい情報が見つからない」「その情報はどこまで正確なのか?」
などと迷われ、戸惑われた経験がおありかと思います。

そこで、新年はじめの【コラム顕正会】は、原点にかえりまして。

・あらためて「顕正会」とは、どのような団体なのか。
(顕正会ノスタルジア「はじめに」より)

このテーマでお話しします。
なお、正式名称の冨士大石寺顕正会(法規上は宗教法人顕正会)を、
ここでは「顕正会」で統一します。「顕正会」とは、どんな団体なのでしょうか。

お困りの方はこちらもどうぞ⬇︎
【コラム顕正会】こんな時どうしよう。顕正会窓口の相談窓口
【コラム顕正会】相談では解決しない⁉︎ 元顕正会員に相談するときの注意点。
【顕正会( ´Д`)なう】出す?出さない?「脱会届」最新事情

【コラム顕正会】脱会の心得〜マインドコントロールを解くために〜


1.カルトってなんでしょう?


あなたは「カルト」で、何を連想しますか?

参考リンク:日本のカルト宗教・団体一覧 

カルトの定義など、複雑な議論はひとまず置きましょう。
これからご紹介するのは 日本脱カルト協会が提供する、
その所属先が「カルト教団かどうか」を診断する方法です。 
 

別名「集団健康度チェック目録」です。
すこしご説明しましょう。

「集団健康度」とは、その集団にある人権侵害や
思考操作(マインドコントロール)の度合いから、
その集団特有の危険性や反社会性の強度をはかる指標です。

言い換えると、その団体に社会常識や規範意識があるか、
メンバーにどれだけ自由と制限があるかを数値化するテストですね。
その数値の高さを「カルト度」とします。質問は114項目です。

0点------「あてはまらない」 
1点------「どちらとも言えない(わからない)」 
2点------「少し当てはまる」 
3点------「まったく当てはまる」 

このように4段階で回答し、その合計点で判定します。
全項目(114問)に答えて「判定」を押すと、自動的に採点される仕組みですね。

さっそく「顕正会」について診断すると…。
わたしが回答した結果は、次のとおりでした。


1.入脱会の自由に対する侵害1~15 の合計得点37
2.信教・思想の自由に対する侵害16~25 の合計得点26
3.通信・居住の自由に対する侵害26~32 の合計得点0
4.性・子供の権利に対する侵害33~42 の合計得点11
5.健康・文化的生活の権利に対する侵害43~ 60 の合計得点31
6.民主教育に対する侵害61~ 69 の合計得点14
7.組織の民主制に対する侵害70~ 87 の合計得点36
8.プライバシーに対する侵害88~93 の合計得点10
9.その他の人権に対する侵害94~114 の合計得点49
総合健康度全項目の合計214

              参考資料【表①】総合健康度

総合点は214点!同サイト内の解説には、

50点以下
----ふつう
51〜79
----やや不健康
80〜109
----不健康
110点以上----非常に不健康

もし110点以上になったら、
間違いなくカルト教団なので急いで逃げましょう。


とありますので、まちがいなさそうですね。(涙)

それでは、どこがどのように「カルト」なのか?
具体的に検証しましょう。日本脱カルト協会では、
全項目(114問)を
9種目に分類しています。【表②】参照。) 


集団健康度
さらにそれを、

「ふつう」
「やや不健康」
「不健康」
「非常に不健康」

の4段階に振り分けています。

種目ごとの得点は
【表① 総合健康度】 でもご確認いただけます。
の得点を【表② 】に換算すると、次の結果が出ました。




参考資料【表② 】集団健康度測定目録の得点



2.集団健康度にみる顕正会の実態。

集団健康度(種目別)の内訳は、以下のとおりです。

1.入脱会の自由に対する侵害 (37点/非常に不健康)
2.信教・思想の自由に対する侵害 (26点/非常に不健康)
3.通信・住居の自由に対する侵害(0点/ふつう)
4.性・子供の権利に対する侵害(11点/やや不健康)
5.健康・文化的生活の権利に対する侵害(31点/不健康)
6.民主教育に対する侵害(14点/やや不健康) 
7.組織の民主制に対する侵害(36点/非常に不健康)
8.プライバシーに対する侵害(10点/やや不健康)
9.その他の人権に対する侵害(49点/非常に不健康)

非常に不健康…4項目
不  健  康…..1項目
やや 不健康……3項目

なんと…「ふつう」判定はたった1項目!
点数が低いから優れているというわけではありませんが、
この結果には、顕正会の特徴がよく表れていますね。

はじめに「非常に不健康」と出た、不名誉な結果の検証です。
「まったく当てはまる(=3点)」をつけた項目を、できるかぎり挙げます。

「1.入脱会の自由に対する侵害」
(質問1〜15まで)

3.  解決困難な因縁・呪い・危機などで不安や恐怖をあおって
         献金や奉仕・労働をさせたり、勧誘させたりする。
4.  脱会したいと言うメンバーに、身体を拘束してまでも
    脱会させないことをよしとする。
5.  無視、
侮辱、非難、降格、破門や追放などの精神的罰を受けさせることがある。
12. 組織活動の正当性をたてに一般社会の法を犯すこともある。
13. 「脱会すると不幸になる」「罰が下る」などの恐怖感が与えられる。
15. 自分たちの組織は外部から迫害されていると教えられている。

「2.信教・思想の自由に対する侵害」(質問16〜25まで)

16. 最初のうち、組織や代表者の名称あるいは接近した真の目的を隠して勧誘する。
17. 被勧誘者の周囲を複数のメンバーで取り囲んで入会の意思決定を求める。
18. 無力感や切迫した恐怖感などの危機的状況を煽った上で入会の意思決定を求める。
19. 入会に際して、家族や友人・知人などの組織に関係ない人々には相談させないようにする。
21. 嫌がっていてもしつこく長時間拘束して根負けさせ、
     次の約束や入会の承諾を得ようとする。
22. 実際にはやめにくくなることを知りつつも、
   いつでも容易に辞められることを強調しながら勧誘する。

「7.組織の民主制に対する侵害」(質問71〜87まで)

71. 組織やそのリーダーの意見や方針に対して反対意見を述べると制裁が与えられる。
74. 組織目的の達成が第一優先であって多少の犠牲はやむをえないと教えている。
84. 組織のリーダーは絶対的存在であり何事にも服従することがよいとされている。
87. 組織での労働に対して、給与は支払われないか、一般よりとても低い額である。
79. 組織が望ましいとする労働時間が長すぎたり、過酷である。
82. 懲戒に関して本人は、弁明・反論できる機会が十分に与えられない。

「9.その他の人権に対する侵害」(質問94〜114まで)

98. 脱会者やその意志を持つ者の財産返還の要求に誠実に応じない。
103.  組織の思想や活動への批判者・反対運動する者に対して、
   脅迫やいやがらせの文書を送ったり、そうした意味の電話をする。
104. 組織の施設周辺に暮らす住民生活への配慮がなく苦情が出ている。
105. 組織活動のために、早朝や深夜などの非常識な時間に一般宅や会社を訪問する。
106.   脱会したメンバーに対して、脅迫したり、いやがらせをする。
108.   会社や学校での友人・知人・部下・同僚などに、
      手当たり次第に販売や入会などの組織活動をさせる。
107.   メンバーと家族との間で、その組織の教えのために家庭崩壊になる例があとをたたない。
109.   社会的な地位や優位な立場を利用して販売や入会の勧誘をする。
110.   相手が不幸や悩みのある状態につけいって販売や入会の勧誘をする。
111. 組織の活動で、個人の住居やオフィスに上がり込んでなかなか帰らない。
114.   心身の障害者を排除したり、人種や性の差別を認める思想がある。

長くて申し訳ありません。みなさんは何点をつけましたか?
個人の経験や物事のとらえ方でも差が出ると思いますが、
身をもって経験した人なら、迷わず高得点をつけますよね。

初めてのかたは「顕正会 事件」「顕正会 逮捕」でご検索ください。
顕正会はかねてから公安調査庁がマークする団体で、
過去に繰り返し会員が逮捕され、関連施設に強制捜査が入りました。

公安調査庁とは、おもに暴力や破壊行為をする団体(暴力団・テロリスト等)の
情報収集を担う国家機関です。捜査や取り締まりの実務は、警察が動きます。
これまで警視庁公安部や地元管轄署が顕正会の捜査に関わり、全国に報道されました。


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(左から順に、平成27年10月16日・24日の日本経済新聞。
東京地検は、逮捕された会員らを処分保留等で釈放した。)

目立つのが、入脱会や勧誘に関するトラブルですね。
その罪状は「強要」「暴行」「監禁」が大半を占めており、
勧誘活動にかける過激さは宗教界でもワースト、どこの宗教団体にも負けない執拗さです。

顕正会の組織体質の悪質さは、これに尽きると言ってもいいほどです。
一連の捜査に対し、顕正会側は「不当逮捕だとの主張を続けています。

必ずしも「カルト=公安監視(対象)団体」というわけではありませんが、
警察庁では、年間100件を超える顕正会の被害相談がありました。(平成25年現在)
事件にならなくても、上記のトラブルが突出していることは間違いありません。

この「集団健康度測定目録」は、集団の反社会性と特質を知るだけでなく
会員のマインドコントロールを解くきっかけとしても有効です。
組織や集団を客観的にみつめる尺度として、ご利用ください。


3.カルトってつまりテロ集団?


すでに「カルト」で悪名が通っている顕正会ですが、
読者のみなさんから、このようなお問い合わせを多くいただきます。

顕正会はオウムとおなじ危険団体?

オウムとは、旧オウム真理教のことですね。
初めての人には、地下鉄サリン事件(〜1990年代)等で
無差別殺人事件を起こした教団と、顕正会が重なって見えるでしょうね。

不安を感じたとき、人は最悪の事態を想定します。
これを見れば「顕正会も無差別テロを起こすのでは」
「理不尽な殺戮行為に加担させられるのでは」…と考えてもおかしくありません。

顕正会について手探りで調べている時に衝撃的な文字が目に飛び込み、
ショックを受けてしまう親御さんも多いでしょうね。

参考リンク:【オウム真理教】の3大事件を振り返る

わたしにはオウム真理教(または分派団体)の経験はありませんが、
顕正会とちがうと思われる点を、簡略に述べましょう。
「集団健康度」の診断結果から注目すべきは、つぎの2項目です。


「3.通信・住居の自由に対する侵害」について(0点/ふつう)


オウム真理教で問題化したひとつが、信者の出家制度です。
顕正会には出家制度はなく、会員の住居・仕事は基本的に選択可能で、
また、外出や外部との通信・交流も比較的自由です。

「基本的に」と申し上げるのは、本部職員や会館管理者などは例外だからです。
そして幹部職は、活動最優先です。土日祝日勤務や残業禁止を命じられたり、
同様の職種を避ける傾向にあるため、職業選択の幅が狭まるのは確かですね。

しかし、医師や看護師もいるので全面禁止とは言えません。
家庭不和から音信不通になったり、なかには家族の反対にあった会員を
組織幹部が匿うケースもありますが、どちらかというと少数でしょう。

ただ、こうした自由が担保されるのも、すべては組織拡大のためです。
強引な勧誘を最善とする、排他的な思想にマインドコントロールされると
周囲との良好な人間関係が壊れ、やがて組織の人間関係のみに依存するようになります。


「4.性・子供の権利に関する侵害」について(11点/やや不健康)

義務教育を拒絶するほどではありません。学校にも普通に行かせますが、
親の宗教行事に強制参加させる、信仰を理由に学校行事(修学旅行やクリスマス会)の
参加をやめさせる、異教徒(他団体)の家庭とは距離を置かせる等があります。

親が熱心な活動家ですと、子どもの進学や就職・結婚に干渉しがちですね。
交際・結婚相手を選べなかったり、経済的な自立を妨げたりします。
活動に傾倒しすぎて養育放棄(ネグレクト)する親、そのように教育する幹部も多いですね。

建前上、顕正会の入会資格は高校生以上に限られるのですが、
一家が活動家ですと、幼少期からそれらの悪影響をうけて成長し、
自我が目覚めた頃には、人生選択の余地がないほど追いつめられる人もいます。

あとの項目は割愛しますが、水面下で起こるわずかな可能性を省けば、
オウム真理教のような異端者の殺害や、大量殺戮はないと考えてください。
高額なイニシエーションや、意識を幻惑する電気療法や薬物投与もありません。

ほかに金銭面では、献金「広布御供養」や物品購入の強要が報告されています。
顕正会の活動で仕事が疎かになる活動貧乏や、安月給(または無償)での半強制労働、
機関紙の過剰な推進・多重購読も問題になっています。

ただし何十万もする高額商品を買わせたり、生活基盤を揺るがすほどの
多額の強要ではないことから、かえって警察の手が入りづらい側面もあります。
ここが、マルチ商法や霊感商法とは違うところですね。

このように「カルト」といっても活動方針もちがえば、
すべてが横並びに、同じ性質を持つものでもありません。
顕正会には顕正会特有の危険性があり、対処法があるのです。

もちろん「カルト」という意味では類似点もあるし、その危険性は否定しません。
しかし集団健康度の結果からいうと、こう語られるべきです。
 
顕正会はオウムとちがう危険団体

そうです、オウムとは違う。あなたとは違うんです!(笑)
「顕正会はオウムだ、お先真っ暗だ…。」
と考えていたみなさん。すこし安心できましたか?

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きょうは、顕正会の「カルト度」を判定しました。
なお、診断結果は幹部時代の経験と、脱会相談等で得た見聞によるものです。

この「集団健康度」に関して、体験談など実例があればお寄せください。
未経験のかた、一般の方々からのお問い合わせもお待ちしています。











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